ただいま、2023年12月の15時前の沼津駅です。これから東京方面に帰ろうと思うのですが、ここからまた変則的なルートで帰ろうとしていたのです。
普通は沼津からは東海道線で帰るのがメインなのですが、
今回はかつての東海道線であった御殿場線に乗って内陸側へ迂回しながらのんびり帰ろうと思います。
しばらくは沼津の市街地を駆けます。
下土狩駅。今でこそ閑静な駅ですが、丹那トンネル開通前は当駅が三島駅と名乗り、伊豆箱根鉄道駿豆線も当駅まで延びていました。
裾野駅から富士山の裾野を行く勾配区間となります。
岩波と富士岡の両駅は25‰の勾配の途中にあるため、かつてはスイッチバックをしていました。
箱根の外輪山が見えるようになります。
再び建物が増えると、そこは御殿場駅になります。
御殿場線の拠点となる当駅で7分間停車します。
御殿場駅から本格的に山間部に入ります。
鮎沢川に寄り添いながら行きます。
東名道も当線に沿って敷設されました。
神奈川県に入りました。この車窓も神奈川県とは一見違うような風情ですね。
御殿場線はかつての東海道線にしては風光明媚な車窓が続きます。
谷峨駅で特急ふじさん5号と列車交換します。
並行する川の名前が酒匂川に変わり、松田駅まで距離を詰めます。
D52 70蒸気機関車が置いてある山北鉄道公園が見えると、
かつて山北機関区を擁する山越えの拠点となっていた山北駅に着きます。
山間部でありながら鉄道の町として栄えました。
夕陽がだんだんと落ちてゆき、もうすぐ日の入りの時刻ですね。
ここから徐々に東京のベッドタウンとなる建物が増えてきます。
E217系なども留置されてました。
沼津で分かれた東海道線と再び合流し、
終点国府津に到着です。
旧東海道線とはいえ、閑散としている無人駅も多かったり、本数も少なかったりと昔からしてみれば活気が薄れているイメージがしましたが、昔の大動脈がどれだけ時間を要したかがわかりました。
その後、この313系は御殿場線経由の三島行となります。国府津から三島までは普通に東海道線で行く方が早いと感じるので、全線通して乗る客はおそらくいないはずですが…。
国府津からは東海道線などで2時間かけて千葉方面に帰ったのでした。
さて、これで2023年の全行程が終了となります。翌2024年もたくさん取材ができればと思います。
というわけで、2023年も当サイトをご覧いただきまして、ありがとうございました。では、良いお年を!!