年末年始の休暇に入り、只今夜明けの成東駅におります。
なぜ成東駅にいるのか。それは、これから東金線の京葉線経由の通勤快速東京行に乗車しようとしていたのです。京葉線の通勤快速といえば、今度のダイヤ改正で廃止が発表され、千葉県民の間で波乱が起こっていますね。
今回は実際に通勤快速に乗り、どんな流れなのか検証してみようと思います。
成東駅にE233系が停車しているのも早朝と夜間のみですから、千葉市民の自分でさえなかなか目の当たりにし難い光景ですね。
その隣のホームにはこちらも東京方面へ直通する列車。総武線経由のE217系も成東にやってくるのは朝夕のみで、グリーン車付きの基本編成は早朝のみと貴重な光景ですね。
この成東発の通勤快速は東金線を経由して外房線の誉田駅まで4両で走破します。
成東にいる時点で乗客は少なめでした。
さて、6:51に成東駅を出発。
田園地帯を行く京葉線もマニアックですね。
東金線内はこれから怒涛の連続通過が待っているのををつゆも知らずのローカル線並みの乗客数、風景でした。
求名駅から少しずつ乗客が増え始めます。このような小規模な駅では発車メロディはなく、車外スピーカーで発車を知らせます。
東金駅で7分間停車。その間にまたしても乗客は増え、座席も埋まってゆきます。
大網から外房線に入ります。
誉田駅で勝浦からの6両編成と連結します。
これで京葉線風の10両編成が成立します。
建物が増え、蘇我に近づいてゆきます。
蘇我駅から京葉線に入ります。この時点で乗客は混み合っていきました。
蘇我を出ると京葉線内は新木場まで無停車で行きます。都内まで実に30分以上も耐久走行します。
千葉みなと、稲毛海岸、検見川浜と飛ばしていき…、幕張新都心の玄関となる海浜幕張も通過していきます。
京葉車両センターでは引退を控える255系の姿もありました。
新浦安を出たあたりで天候に恵まれてか富士山が見えてきました。
通勤快速は文字通り通勤輸送をターゲットとしているため、ディズニーランドの最寄りである舞浜ももちろん通過します。
ようやく蘇我を出て最初の停車駅、新木場駅に着きます。有楽町線への乗り換え客が多いのでしょうか、大勢のサラリーマン達が降りていきました。
通勤快速に乗車してみて、京葉線内では過密ダイヤの合間を走行するためか快速らしい速度はほとんど発揮されず、通勤快速の目的は速達性よりも内房線・外房線沿線民の混雑緩和を重視していると思われました。
各駅停車となれば、内房線や外房線からの電車もさらに乗車率が増すだけでなく、所要時間も延びるので通勤快速は京葉線にとって欠かせない種別だと再認識しました。
ダイヤ改正で一度消えても通勤快速の早期復活が待たれますね。