山形新幹線では来春からE8系がデビューし、E5系との併結となり、『つばさ』『やまびこ』も時速300Km/hでの運転となります。
これにより運用が減る一つの新幹線車両が、、、
1997年から25年以上東北新幹線の標準形式として活躍を続けてきたE2系です。現在では2000年代前半に製造された1000番台が車籍を残していますが、2022年頃より本格的な廃車が始まっており、引退も着実に近づいています。
というわけで、会津観光の玄関口、郡山から東北新幹線で帰京するのに、
つばさ号と併結するやまびこ148号に乗車します。
ちなみに先行のやまびこ66号はE5系での運転となり、やまびこに充当されるE5系が増えてきていることを象徴しますね。
200系カラーでなかったのが少し残念ですが、数少ないE2系に乗れるチャンスがこうして巡ってきました!!今のうちにE2系を堪能しようと思います。
対向のホームにもE2系が。
17:06、郡山駅を後にします。
日没後なので、車窓から景色は楽しめませんが、速度はそれなりに出しています。
海苔のりべんを頂きましょう。
郡山を出て約30分で宇都宮に着こうとしています。車内アナウンスに今年8月に開業した宇都宮LRTの乗換案内はまだありませんでした。
17:44、宇都宮駅に到着です。
しっかりE2系も連結していました。
東京近郊になってくると、高い建物もこうして増えてくるんですね。
上越新幹線と合流し、ニューシャトルの駅も見えてくると大宮です。
大宮を出ると速度制限され、在来線並みのスピードになります。
ここで車内を探検してみましょう。各車両のデッキには荷物スペースに、
かつて公衆電話が置かれていたスペースが。
洗面台はこんな感じ。使いやすいくらいスペースは確保されております。
偶数号車の座席はこのように青系になっており、
奇数号車は黒系の暖かみのある座席になっています。普通車ではこのように偶数と奇数号車で座席の色が違うんですね。
トイレは洋式になっていて、大便でも使いやすいです。
AEDも完備。
車内案内表示は今の新幹線では少数派の小型の3色LEDです。
この先9号車はグリーン車なので立ち入りは禁止です。
それに、各車両の車端部のテーブルもE5系と違って小さめです。
窓が大型化されているお陰でこうした難点も。一部の座席ではこのように柱があり、車窓がよく見づらいといった問題点もあります。
肘掛けの白いボタンを押すとリクライニングし、黒いボタンで座面がスライドします。
18:30上野駅。
丸の内ホテルと中央線の高架橋が見えてくると、終点東京駅です。
18:36、東京駅20番線ホームに到着です。
帯がピンク色のE2系が登場した背景には東北新幹線八戸開業があったために、青森県産のりんごをモチーフにしたロゴになっていました。
後方に連結されていた『つばさ』はE3系2000番台で新塗装でした。
引退も2年後とすれば本当にE2系に乗車するのが最後という思いもありますね。
こうして、日光、会津を辿ってきた紅葉見物の2泊3日の旅行が無事に完結いたしました。
スペーシアXからはじまり、SL、お座トロ展望列車に乗れたのも特別な思いがありました。
長らくのご乗車お疲れ様でした。