2023年10月14日、この日は鉄道業界にとって記念すべき祝祭日、いわゆる鉄道の日。朝9時ころ、千葉県幕張新都心の中心駅、京葉線の海浜幕張駅。ここからある臨時列車を利用して、
埼玉県の小江戸・川越まで向かおうとしていたのです。
ホームに上がると、カメラマンが大勢集まっていました。なぜかというと、、、
その臨時特急に充当される車両が、国鉄時代からの生き残りの一つ、185系なのです。
さらに、方向幕の回転シーンを見てみると、
今では懐かしの行き先・列車名や、定期運転時代も含め滅多にお目にかかれない表示も出たりして、面白いですね。
というわけで、今回は臨時特急の幕で出発進行です!!
ストライプ編成のB6編成が御供します。
武蔵野線との並びも稀なシーンですね。
では、いよいよ車内へ。185系の人気さがあってか、多くの方が乗車されました。
JR発足後の特急と比べてクッション性は劣る部分もあるかもしれませんが、それでも座り心地は良好に思います。
9:35、海浜幕張駅を発車。
幕張新都心のビル群を眺めながら聞く鉄道唱歌のチャイムはこれまた格別ですね!!
京葉車両センターには京葉線をはじめ、武蔵野線の車両たちが並びます。
京葉線内ではロングレールの音が軋みます。
南船橋駅をまるで停車寸前の低速で通過。
二俣新町駅付近で京葉線とお別れ、武蔵野線に突入です。特急列車が武蔵野線に入ることも臨時でしかないですから、貴重なひと時になりそうです。
東関東自動車道と交差し、
東京方面からの高谷支線と合流します。
西船橋駅に到着。実質的には当駅までが京葉線で、武蔵野線区間はこの先です。
ホーム先端にも大勢のカメラマンたちが。
デッキで聞く抵抗制御のモーター音もまたいいんです!!
車内はほぼ満席でした。
スーパー銭湯の窓ガラスに映えるストライプ塗装も面白い演出ですね。
新松戸駅に到着。この列車は新松戸から先終点の川越まで客扱いは一切しません。
新松戸出発後にはひたちチャイムが。E657系で使用されるひたちチャイムとは違うバージョンで、生で聞くのもおそらく初めてと思います。
武蔵野線をのんびり走行中。特急に値する高速運転も出すことはほとんどありません。
武蔵野線沿線にも田んぼがいくつか存在します。
武蔵浦和駅を通過。
これより武蔵野線の本線から離脱し、西浦和支線に入り、東北本線方面へ向かいます。これは『しもうさ』号のルートと同様です。
あっ、E6こまち!!
別所信号場にて府中本町方面からの大宮支線と結節します。
トンネルを抜け、東北本線に入ります。ここから速度も上がったと思いきや、長続きはせず。
あっ、DE10形ディーゼル機関車が!!
大宮駅に近づき、今度はビューチャイムが流れました。255系では当たり前ですが、185系で耳にするビューチャイムは貴重ですね。
特急なのに、宇都宮線のE233系普通列車に追い抜かれていきます。
大宮駅は停車駅ではありませんが、運転停車します。
大宮駅から川越線に入ります。地上ホームから川越線に転線するのはレアですね。
川越線は単線のため、各駅にて運転停車します。中には電車の行き違いも行われることも。
川越線内ではほんの少しだけ特急並みの速度も体感できました。爆音が唸り、感動的ですね。
そういえばこの日、川越車両センターではイベントが行われたらしく、多くの鉄ヲタで賑わっていました。ちなみに、自分も参加しようと思ったのですが、定員オーバーで予約できませんでした。
川越到着前には、成田エクスプレスなどで流れるJR東日本標準の4点チャイムを聴取できました。これで、4種類のチャイムを堪能できました!!
東武東上線と合流し、さていよいよ終着の小江戸・川越に着きます!!
11時24分、終点川越駅に到着。
ここでも多くの撮り鉄ファンが殺到していました。
「ようこそ川越」の文字を見ると、川越まで来た感が染みつきますね。]
鉄道の日に特別な列車に乗ったのも、鉄道に対する祝福の意味合いもありますね。
というわけで、185系には乗車する人も撮影する人も多く、国鉄型車両という意味で人気が絶えないですね。
185系はいつまで元気な姿を届けてくれるのでしょうか?自分が30代になる時にも走ってくれることを祈りたいです。