ヒダヰゴ交通局

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2023.12.23 【中央本線の鉄道遺産】勝沼ぶどう郷駅の旧ホームとEF64 18

青春18きっぷ山梨県にやってきて、大月から甲府まで行き、そこから折り返して次に途中下車した勝沼ぶどう郷駅

かつてスイッチバックのあった当駅には、現在より低い位置にホーム跡があります。

注目なのは、この旧駅名標。昔は唯の勝沼駅であり、隣の甲斐大和駅はかつては初鹿野(はじかの)駅でした。

旧式の駅名標と211系のコラボレーションは、勝沼限定でしょうか?

ホームの東京寄りには線路跡が見られず、行き止まりになっていたと思われます。

さらに、ホームの甲府寄りは本線に向かっていることから、スイッチバックの遺構を残していることが窺えます。

勝沼ぶどう郷に来てどうしても見ておきたかったものといえば、EF64形18号機ですね。往年の姿をそのままに出迎えてくれました。

この18号機は単線時代の中央本線を知る貴重な機関車でした。

さらにこんなものも。高尾から甲府の間は山間地を縦断しており、大雨が降ると列車の運転が規制されて山梨県陸の孤島にしてしまうこともあったので、雨に強い中央線を目指して対策に取り掛かったのです。

この電気機関車は時期によっては傷が見られることもありますが、この日は綺麗に塗装されてました。

形式のEは電気を意味し、Fは動輪の数6を表します。

車体を見ると、もの凄いパワーを持ってそうなそういう気がいたします。

それでは、EF64 18の前にて甲府駅で購入した駅弁を召し上がることにしましょう。

山梨特産の牛めしを国宝機関車の前で食べられるのも贅沢ですね。では、EF64 18にいただきます!

というわけで、最後はE353系あずさとのツーショット写真を狙って帰京したのでした。

鉄道遺産の多い勝沼には他にも大日影トンネルなどもありますが、通行止めの今でも十分に鉄道の歴史感を味わえると思います。ぜひ甲州ワインの試飲だけでもなく、鉄道名所の残す勝沼へいらしてみてください!