さて、この日は上越新幹線開業40周年記念号に185系専用塗装による新幹線リレー号が運行され、さらにはニューシャトルの車両基地イベントもあり、大宮が鉄道で盛り上がっていました。そんな中、先日大宮の鉄道博物館では、
お召列車専用機として活躍されていた栄光の電気機関車、EF58 61号機が常設展示されることとなり、賑わいを見せていますね。
というわけで、大宮の鉄道博物館の最寄り駅、ニューシャトルの鉄道博物館(大成)駅で下車し、
鉄道博物館に入場。鉄道博物館は、私にとって南館が開業した2018年7月以来の来場です。つまり、本館は2016年以来6年ぶりで本当に久しぶりです。
ニューシャトルの駅からエントランスまでの間のプロムナード。そこには、東北新幹線のかつての時刻が床のタイルになっていたり、
D51 4261号機蒸気機関車のカットモデルの展示がありました。機関車の前でぜひ記念撮影を!!
エントランスに入ると、そこには実物大のEF58 61号機が展示されておりました。日章旗も掲げられ、まさに特別な姿でした。
ステンレスの飾り帯もあって当時の輝きを放っています。
さて、鉄道博物館最大の見どころと言えば車両ステーションですね!!鉄道創成期から現代に至るまで各世代の名車たちが集います。
こちらが、日本で初めて鉄道が開業したときの1号機関車。まさに名誉ある車両ですね。
創成期の客車はこんな感じ。1号機関車とともにイギリスから輸入されたものです。
一等車が設けられたマイテ39形客車。
車内もななつ星や四季島と匹敵するくらい豪華すぎです。
大勢の通勤・通学者に対応するため車体を20mに拡張したクモハ40です。
車内を見渡してもまさに通勤電車の基盤となることがわかります。
こちらは北海道開拓のためにアメリカから輸入された弁慶号。
1975年に国鉄最後の蒸気けん引旅客列車をけん引したC57 135号機です。
お手本としてイギリスから輸入したとされるED17形電気機関車。
車軸と軸受間の摩擦を減らす「コロ軸受」を採用し、長距離連続運転を可能としたEF58形電気機関車。
上越線の寒冷地を走行したため、氷柱対策としてツララ切りが取り付けられています。
本州・九州における寝台特急列車に広く投入され、日本各地に寝台特急列車網を構築した功績のある20系客車。
昔はベッドが3段式になっていて、寝台特急のブームに多くの方が利用されたことが思うかがえます。私自身ブルートレインに乗った経験がないので、ブルートレインに乗った実態はわかりませんが...。
こちらは高速列車を電車主体にした立役者、181系。ボンネット型の形状は往年の鉄道愛好者に親しまれました。
冷水器の設置された時代もどれだけ昔のことでしょう。
特急型車両と言えば、このシンボルマークが欠かせなかったのです。
東北新幹線の代名詞といえば、200系新幹線。緑色に塗られたボディと団子鼻が特徴的でした。
新幹線と言えば、3+2列シートですね!!
そして、高性能電車のルーツとなった101系です。
さて、館内では15時から転車台の回転が行われました。回転中に鉄道の伝説的な車両の汽笛を解説していました。
1回転が終わるのに10分間でしたが、じっくり鑑賞させていただきました。
そして、夢の超特急として人気のあの名車両がこの扉の向こうに待っています!!
東海道新幹線の初代車両で鉄道ファンでなくともご存じの方もおられるであろう、0系新幹線です。
周囲には新幹線開業の歴史的瞬間を再現しています。
新幹線誕生に関わった偉人たちの紹介もありました。
建物南側の屋外へ出ると、E1系新幹線の展示物があります。
2体の183系はランチトレインとして車内を開放しており、鉄道で旅をしているような気分で駅弁などが食べられます。前面のヘッドマークにも注目です!!
南館に入ると、E5系や400系が出迎えます。というわけで、今回は本館メインというわけで、南館はまたの機会に来てみたいです。
再び本館へ戻り、屋上にあるパノラマデッキへ。
屋外のミニ運転パークにはミニ運転列車もあり、運転手になりきって線路を走らせることができます。私も実は、一度も運転したことがないのです。。。
内側を通る東北新幹線なら納得のいくまでに下が見えます。
上越新幹線は手前を通るので、足回りは壁に隠れ、撮り鉄的には残念な気がします。。。
いろいろな鉄道車両に触れながら歴史を振り返ったり、実際にミニ鉄道を運転してみたりすることのできる本館はおススメのスポットです。一度来てみてはいかがでしょうか?