京王では110周年を迎え、それに伴い京王カードラリーを開催していまして、自分も参加したついでに、
高幡不動で参加証として景品をいただいた後、動物園線で多摩動物公園駅へ。
改札から真っ先に見える施設、それは京王れーるランドです。今年で開業10周年ということで、もうすぐイベントが行われるようですが、一足先に立ち寄ってみようと思います。
では、券売機みたいな発券機で入場券を購入します。
初めに目を付けたエリアが、車両展示。ここには京王で昭和時代から親しみ続けてきた名車たちが静態保存されています。
まずは、6000系から。外観は一見シンプルそうに見えるかもしれませんが、こちらも京王最後のアイボリー塗装として一時代を築きました。
こちらはかつての井の頭線の主力車両である3000系。6000系とともに2011年で引退しました。ステンレスとプラスチックをもじって『ステンプラカー』の愛称があり、今でも各地方で見ることができます。
奥まで京王の名車たちが集います。左から3000系、5000系、2010系、2400形の順に展示エリアにたたずんでいました。
初代5000系。当初は扉が片開式だったんです。3000系、6000系以外は車内に入れるみたいです。
5000系の車内はレトロな雰囲気を醸し出すように渋そうな空間になっています。これも昔の通勤電車にしてみれば一般的なスタイルであることが伺えます。
運転室のかぶりつきにも座席があるのもちびっこにとってありがたい存在です。
運転台もノスタルジックの詰まったほど今の運転士にとって操縦が難しそうな貧しいスペースでありますね。
KTR。これは昔の京王帝都電鉄時代がいまにも伝えるエンブレムでしょうか。
湘南電車のような2枚窓が特徴の2010系。緑単色のカラーリングで『グリーン車』の愛称がありました。
やはりこちらも車内は昔ながらの構成になっている気がしなくもないです。
車内の窓上部には、元京王の中古車たちが地方で頑張る姿が掲示されておりました。
京王電気軌道時代に製造された2400系。
この表記も京王帝都時代からの伝統的なロゴですね。
ただし、こちらの車内は車両の老朽化で後方から眺める形になります。それでも木造の床とベージュの色調は戦前からの車両ならではです。
では、施設内も少しだけのぞいてみましょう。京王バスの展示もあります。
さらに京王6000系を運転できるシミュレーターも用意され、子供でも大喜びです。
車掌体験も可能です。
さらに、ほかにも写真のジオラマ運転や、2階にはプラレールで遊ぶコーナーがあったり、アスレチックで遊んだり、京王の歴史も紹介されたりと子連れや鉄道ファンにとって充実した博物館となっておりますので、京王に乗るついでにこちらもお立ち寄りください!!