ヒダヰゴ交通局

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2023.08.26 【75年ぶりの路面電車新規開業】芳賀・宇都宮ライトレール開通初日に迫る(前編)

2023年8月26日、栃木県の宇都宮駅。宇都宮ではこの日、記念すべき日となり、大変盛り上がっています。それとは、、、

芳賀・宇都宮ライトレールの開業ですね!!路面電車としては75年ぶりの新規開業で、既存路線の延伸、改良を伴わない新規路線としてライトレールが建設されたのは国内初の事例となりました。

このライトレールの開業によって、これまでJR宇都宮駅に集中していた宇都宮エリアの路線バスやタクシーなどの公共交通機関の発着所をライトレールの各停留所に分散させることで宇都宮市で慢性化していた交通渋滞の緩和が期待できます。

こちらが宇都宮駅東口にある停留所。ライトラインも目撃できました。ただし、開業当日は一般客を乗せる列車は15時からとなり、それまでは主に貸し切り列車が頻繁に発着していました。

自由通路にはライトレールの案内標識が整っていました。

HU300形を真上からじっと眺めていると、近未来的で路面電車としてはこれまでにないほど男前の車両であることが感じられました。

宇都宮駅東口では整理券が配られるほど人数制限をしているとのことで、宇都宮駅東口からの乗車を諦め、バスで平石停留所へ先回りして平石15時発の始発に乗車しようと思います。

駅前の鬼怒通りでしばしば貸切や回送として行き交うライトレールを見届けようと思います。

乗用車に邪魔されることも時折ありますが、この通りでは撮影に向いた場所が多く点在しています。

撮影ポイントを探していると、宇都宮駅東口の隣の停留所が現れました。

その名も東宿郷停留所。こちらにも関係者が多くおられました。

やはり、一般客の一番列車を前に行くライトラインをたくさん見られるのも幸せですね。

そして、ベルモールまで路線バスで移動し、そこから歩くこと十数分、ライトラインが3編成一気に停車している平石停留所にたどり着きました。

こちらが平石15時発の始発の芳賀・高根沢工業団地行だそうです。平石からだと並ばずすぐに乗車できました。

車内はそれほど混んではおらず、普通に立ち席できる状況でした。

4番線ホームに停車中の電車はこれも当駅始発の15時発の宇都宮駅東口行でした。

さて、記念すべき下り営業一番電車(平石発)の出発のときです!!多くの方が手を振っていらしていました。

沿道からもお見送りされる方がちらほらいました。

停留場を出て間もなく、宇都宮ライトレールの本社と車両基地が見えます。

車両基地への専用線が分岐します。

清陵高校前までは専用軌道を通ります。

田園を行く路面電車はあまりにも珍しいかもしれませんね。

路面電車のためだけの高架橋も全国的にあまり見られません。

鬼怒川を渡ります。

一部の停留場ではこのようにロータリーと隣接しており、路線バスやタクシーなどを発着できます。

清陵高校前を過ぎると道路との併用軌道になります。

グリーンスタジアム前停留場の副駅名の通り、キャノンの工場が立っています。

道路併用軌道区間にある停留場では、ホームが千鳥配置になっているようです。この方式は路面電車では多く見られる構造です。

芳賀・高根沢工業団地発の上り一番列車とすれ違います。

グリーンスタジアム前~ゆいの杜西間には立体交差に伴う専用軌道も見られます。

ライトレール沿線には工場が目立ち、これもこの路線の特徴ともいえるでしょう。

そして、終点の芳賀・高根沢工業団地に到着です。

芳賀・高根沢工業団地に到着した下りの一番電車ということで、自分も芳賀・高根沢工業団地に降りた最初の乗客ということになります。

このライトラインは折り返しの宇都宮駅東口行となりますが、この列車はあえて見送り、15分後の次の電車を待つことにします。

というわけで、路面電車としては変わった風景も多くみられ、新時代の路面電車を象徴する路線でしたね。これこそLRTと呼ぶにふさわしいかもしれません。

今回は芳賀・高根沢工業団地に到着したところで一旦このページは打ち切り、上り列車に乗車した様子は次の頁に投稿することといたします。お楽しみに!!