6月のとある金曜日、雨上がりの出雲大社を参拝した後、
再び出雲大社前駅からばたでんに乗車し、松江しんじ湖温泉へ向かいます。
車両はまたしても新型の7000系でした。この車両ははっきり見て気が付いたことに、JR西日本の225系とライトの形がそっくりで、走行音も225系と全く同じなのです。
川跡駅まで大社線を行き、そこから松江しんじ湖温泉までは北松江線となります。松江しんじ湖温泉まで乗ると、大社線と合わせて北松江線も乗りつぶしたこととなり、ばたでん完乗となります。
木質化改造を施した2100系『しまねの木』が留置されている、
雲州平田駅に到着。一畑電車では唯一の会社直営駅であり、車両基地も併設されていることからばたでんの拠点駅となります。
反対側にはご縁電車『しまねっこ号Ⅱ』が停泊していました。
車両基地には元京王車や元東急車のほか、奥にはデハニ53の姿もありました。
一畑口駅。この駅は駅名の通り一畑寺の最寄り駅です。一畑電車は一畑寺への参詣路線として建設された経緯があります。
一畑口駅はスイッチバック方式となっており、先ほどと進行方向が変わり、左側に分岐します。
途中、津ノ森駅では5000系(元京王5000系)とも出会いました。
松江フォーゲルパークが見えてきました。このテーマパークは32haの面積を有し、花と鳥を中心としたテーマパークとしては世界有数の規模を誇ります。
湖遊館新駅からほぼ全線にわたって宍道湖に沿ってきたばたでんの旅は、
頭端式ホームを有する終点、松江しんじ湖温泉駅にて終わりを迎えます。この雰囲気は終着駅にふさわしく、本当に完乗した達成感が味わえます。
さて、ばたでんは出雲大社から宍道湖を一望しながら松江まで直行できる味わいのあるローカル線でして、中古車から新型車両までいろいろバラエティ度の高い路線でした。
その後、路線バスに乗り換え、
玉造温泉で疲れを癒します。