ヒダヰゴ交通局

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2023.06.22 【日本最後の定期寝台特急】サンライズ出雲に乗る(夜)

さて、仕事が終わった木曜の夜、私は東京駅の9・10番線ホームにいました。

上野東京ラインは仕事帰りのサラリーマンなどでにぎわっていました。

東京駅で定点観測していると、緑色のE657系リバイバルカラーや、

これまた平日のラッシュ時にしか見られないE257系特急『湘南』もやってきて、ここにいるだけで愉楽が増えます。

さらに、E657系の別のリバイバルカラーもやってきて、これで4色のうち2種類を制覇しました。

そんな中で、これからある列車に乗って旅に出ようとしていたのです。それは、、、

日本最後の定期運用を受け持つ寝台特急で人気の『サンライズ出雲』です。これに乗って日本一の縁結びの聖地、出雲大社のある島根県出雲市まで行きます。

発車40分前、専用の乗車位置で待つことにします。

丸の内の夜に輝くオフィスビルの照明もいいですね。

『ときわ82号』品川行が去っていくと、いよいよサンライズの入線です。

サンライズ入線直前に7番線には再びE657系リバイバルカラーがやってきました。

さて、これから乗車いたします『サンライズ瀬戸/出雲』の入線です。7両同士を繋げているとはいえ、14両編成は特急にしては長すぎですね。

ホームに停車するサンライズを間近で見るのも初めてな気がします。それにしても、2階建ての巨大な車体は迫力あります。

入線時は東京総合車両センター田町センターからの回送ですが、乗車までに数分ホームで待たされます。

方向幕が回送から出雲市行になりました。

さて、いよいよ乗車です。今回はB寝台シングルの2階をおさえてあります。

こちらがシングルの個室内。個室の空間にしては狭いように見えますが、列車内で一晩過ごすには問題はないと思います。

上階の窓も曲面ガラスになっていて、夜空を見渡すのにちょうどいいかもしれませんね。

個室を独り占めしてまでこれだけ車窓を楽しめるのも贅沢すぎです。

21時50分、東京駅をゆっくり出発します。

サンライズから見る夜の東京に立ち並ぶビルは圧巻ですね。

東海道新幹線N700系回送列車と並走しながら、都心を駆け抜けていきます。

東京~品川間では在来線より高い位置を新幹線が行きますが、サンライズの2階からだと新幹線と高さがほぼ平行になります。

新幹線『のぞみ』でさえ全列車停車する品川駅も通過していきます。渋谷・新宿方面からの方にしては品川駅も停車が望まれるかもしれないですね。

ここで室内の設備でもチェックしておきましょう。浴衣や、

布団などがあらかじめメイキングされています。

ハンガーも用意されているため、上着を脱ぐのに最適かもしれません。

紙コップも備え付けられています。

ベットの横に荷物を置くスペースが一応ありますが、大きい荷物を置くには靴を置く場所に置いた方が効率が良いかもしれません。

ベットの下にはゴミ袋も完備しています。

操作パネルはこんな感じ。アラームを設定したり、消灯したりもできます。かつてはラジオサービスも提供していたのですが、現在はサービス終了済み。

コンセントは1口設置。

室内にいるときは鍵をクローズにし、レバーは赤丸の位置まで引いておきましょう。

多摩川を渡り、東京都を後にします。

最初の停車駅、横浜駅に停車。

横浜駅を出て大船駅を通過。22時を過ぎているというのに東海道線普通列車の車内はかなり人混みが見られました。

車内設備を巡回してみましょう。洗面台があり、ここで歯磨きや洗顔をするのにちょうどよさそうです。

12号車はノビノビ座席になっており、普通車指定席扱いで寝台料金も不要なのでお得です。

11号車は部屋の広いシングルデラックスとサンライズツインになっています。

サンライズには車内販売はありませんが、10号車には飲料自販機があり、ドリンクだけは車内で購入可能。

10号車にはラウンジがあります。ここで知人でない人と交流できたりすることも。

なお、10号車といえばシャワー室もありますが、シャワー券は東京駅発車時点で売り切れとなっており、今回は使用できませんでした。

こちらはサンライズ瀬戸との貫通部分になっており、奥の扉の向こうがサンライズ瀬戸号高松行となります。

22:45頃、大磯駅付近で睡眠の妨げとならぬよう岡山駅に近づくまで車内放送が中止されます。

西へ進むにつれ、灯りが少なくなってきます。

23:23、横浜の次は熱海に停車。伊豆急8000系も車内は真っ暗でした。

その次は沼津駅に停車。JR東海特有の「ピッ、ピッ、ピーーッ!」のホイッスル音が響きます。

その後も富士、静岡、浜松と停車していくようですが、夜遅いこの時間から乗車するおかしな人はさすがにいないはずなのに、停車させる目的は何なのでしょう?

というわけで、私はこの辺で眠りにつくことといたします。おやすみなさい。