ヒダヰゴ交通局

当サイトでは、主に乗り鉄、撮り鉄として専ら活動し、その記録をこのブログにまとめたものです。皆さんもぜひご覧いただき、励みになってほしいと思います。

2023.02.18 【葬式鉄フィールドワーク2023 #3】ホリデー快速あきがわ号乗車記

さて、多くの鉄道会社が来月18日にダイヤ改正を控えておりますが、そんな中で消えゆく列車が全国にあちこち見られると思います。

というわけで、今月からダイヤ改正当日まで葬式鉄フィールドワークというシリーズをお届けしたいと思います。葬式鉄というのは、消滅寸前の列車をカメラに収めようとたくさんの鉄道ファンが集まることを言い、このシリーズではまさに引退を控えた名車両や列車名、路線、駅名などをピックアップしていきます。

第3回は、『ホリデー快速あきがわ号』でございます。『ホリデー快速あきがわ』は2022年時点で東京都心から五日市線に乗り入れる唯一の定期列車でしたが、ダイヤ改正に合わせてそれが廃止されることとなりました。なお、併結相手の『ホリデー快速おくたま』は定期列車としては青梅までの運行とし、青梅~奥多摩間は臨時列車による運転となる上で存続します。種別は案内上、特別快速扱いとなります。

ホリデー快速あきがわ/おくたま5号』に充当されるE233系が新宿止まりの快速として入線。

ホリデー快速』でありながら、別料金は発生しないので気軽に乗れます。

行先表示器もしっかり『あきがわ』と『おくたま』が併記された状態になっています。このような表示も見納めですね。

両列車は拝島駅で分割します。

さて、8:20新宿駅出発

中野駅到着。かつて存在した新宿始発の中央特快は当駅を通過していましたが、こちらは中野に停車。

ホリデー快速は中央線内は中央特快と停車駅が同じです。なので土休日の快速が停まる荻窪

吉祥寺は通過となりますのでご注意を。

三鷹駅に到着。ここで先行していた快速と緩急接続を行います。

ここで、『ホリデー快速あきがわ』独特の車内放送をご視聴ください。


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その後も中央快速線をひたすら走行していきます。

国分寺でも先行の快速を抜かします。

立川駅から青梅線に入りますが、青梅線に入る際、謎の短絡線を通ります。

立川を出ると中央快速線より高い場所を通ります。

中央線とクロスし、しばらく狭い土地を通ります。

西立川駅手前で青梅線と合流します。

それでは、別の日に撮影した『ホリデー快速』でない青梅線直通快速の青梅短絡線を通る前面展望をここでご覧いただきたいと思います。


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さて、話は『ホリデー快速』に戻り、国営昭和記念公園の下車駅である西立川駅も停車します。

青梅特快とは異なり、青梅線内でも通過駅が設けられていますが、青梅線内はゆっくり走行します。

拝島駅に到着します。ここで『ホリデー快速おくたま』と分割し、五日市線に入ります。

前4両の『ホリデー快速あきがわ』が『ホリデー快速おくたま』から切り離される形で先に発車していきます。

五日市線では、奥多摩の山々を見ながら一路武蔵五日市を目指します。なお、五日市線内は各駅停車です。

多摩川を渡ります。

東秋留を過ぎ、こんもりとした大塚古墳が見えます。

車窓から果樹園、ネギ畑や、

東京サマーランドの観覧車が見えたりもします。

高架線に差し掛かり、まもなく終点武蔵五日市に到着です。

新宿を出て約1時間で武蔵五日市までやってきました。この『ホリデー快速あきがわ号』の利用客の多くは秋川渓谷へのハイキング客かと思われます。

この車両は到着後回送となり、

夕方の『ホリデー快速あきがわ号』東京行の運用に入るまでしばらくの間お休みとなります。

ハイキングの役目を担ってきた『ホリデー快速あきがわ号』の廃止は少し残念な気がしますが、鉄道ファン、ハイカーともども残り少ない期間をものにしてみてはいかがでしょうか。