さて、多くの鉄道会社が来月18日にダイヤ改正を控えておりますが、そんな中で消えゆく列車が全国にあちこち見られると思います。
というわけで、今回からダイヤ改正当日まで葬式鉄フィールドワークというシリーズをお届けしたいと思います。葬式鉄というのは、消滅寸前の列車をカメラに収めようとたくさんの鉄道ファンが集まることを言い、このシリーズではまさに引退を控えた名車両や列車名、路線、駅名などをピックアップしていきます。
第1回は651系『草津』です。651系は当初常磐線の『スーパーひたち』で活躍し、E657系が登場した後は『草津』『スワローあかぎ』などで運用されてきました。しかし、今度のダイヤ改正でE257系5500番台に置き換えられ、『草津』の名称も『草津・四万』に改められます。
つまり、651系も『草津』も来月で見納めとなってしまうのです。というわけで、651系『草津』を撮影してみようと思います。
まずは赤羽駅にて『草津1号』。撮り鉄の方も数人おられました。651系にオレンジ色の横帯が敷かれるようになったのは、『草津』『あかぎ』に転用されてからです。
その後、川口駅へ移動。
川口駅は京浜東北線に被られる危険性が極めて高いのですが、ここは運に賭けます。
そして、『草津83号』は被られずに撮影することに成功いたしました。個人的にこのスタイルは魅了してしまいます。
時刻は15時前になり、場所は大宮駅へ。今度は『草津2号』上野行を狙いたいと思います。単なる『草津』表記も過去帳入りになっていくと思われます。
そして、『草津2号』が大宮駅6番線に入線してきました。4番線から撮る『草津』も美しい構図で撮れていると思います。
方向幕も国鉄フォントになっているのも今では貴重ですね。これが見られなくなるのも寂しい気がします。
というわけで、651系『草津』はE257系『草津・四万』にバトンタッチし、同時に『スワローあかぎ』も廃止、『草津』『あかぎ』も全車指定席になり、新たな着席サービスも導入される予定です。高崎線系統の特急も新たな時代がやってきます。楽しみですね！！
