さて、時刻は19時。この日はもうすぐ引退予定の185系『踊り子』を一日中撮影したり、書泉グランデにも寄ったりして、夜遅くまで本当に疲れました。
こんな遅い時間といっても、疲れたのでなるべく座って帰りたい。そんな千葉県民の私にとって救いの手となるのが、
そう、京成イブニングライナー。この列車は、座席指定制で座って帰れる有料特急で、いわばJRでいうホームライナー的存在なのです。
19時20分発のイブニングライナー205号に乗車。
車両はもちろんスカイライナーと同じAE形です。
新幹線と連想されるような流線形な前面デザインが印象的です。
イブニングライナーは、京成上野と京成成田を結ぶ千葉県北西部の住民にとって便利な列車なのですが、この日はそれほど乗車率がありませんでした。
ちなみに、京成上野からご乗車の場合、2号車か3号車からの乗車となります。
さて、いよいよ乗車。座席は堅めですが、座り心地は良好です。
この車両は、成田空港へのアクセス特急『スカイライナー』としても使用されますので、このように大きな荷物を置くスペースなんかもあります。
次駅表示や停車駅案内などは画面LCDにより案内しています。
こちらが、イブニングライナーの乗車券。全車指定席で、乗車前に駅係員により乗車券の拝見が行われます。
先頭座席のテーブルは比較的小さめです。
天井はアーチ状で開放感があります。このような天井は小田急ロマンスカーではよく見られますね。
4号車のデッキには自動販売機もございます。
トイレは5号車の一か所に設置。
京成上野駅を出発し、地上に出ますが、相変わらず真っ暗なままです。
上野を出て5分ほどで日暮里駅到着。JR線から京成線に乗り換えるときはここから乗車する客が多いです。
町屋を通過すると、隅田川を渡ります。
関屋を通過し、荒川を渡り、首都高中央環状線と交差します。
続いては青砥駅に停車。品川や新橋、日本橋などで勤務されているサラリーマンなどは浅草線を利用されるのでこの駅からの乗車となるでしょう。
スカイライナーとは違い、京成本線を経由するため、当然ながら特急並みの速度を出せない区間も多いです。
京成船橋駅に到着。3号車と7号車のドアが開きます。船橋にはかつてイブニングライナー・モーニングライナーは通過していましたが、2015年12月から停車駅に加わりました。
京成船橋を出ると、急カーブが続きます。そのため、進行方向左側にある東武百貨店のネオンサインも進行方向右側から見えたりします。
京成津田沼駅を通過。ただ、京成千葉線との乗換駅なので、千葉市内にお住まいの方にとっては京成津田沼には停車してほしいという方もおられるかもしれません。
というわけで、次の八千代台駅にて下車。ここからイブニングライナーは、京成佐倉、京成成田の順に停車し、八千代台、京成佐倉、京成成田の3駅はすべてのドアが開きます。
座って帰りたい人にとっては非常にありがたい列車です。また、朝にはモーニングライナーも運行しておりますので、こちらもおススメです。以上、イブニングライナーでした。