さて、私は夏のお盆期間に有給休暇をもらい、山形まで足を運んでいました。
というわけで、山形駅から最初に向かったのは、、、
山形県郷土館・文翔館。大正5年に完成した旧県庁舎及び県会議事堂で、国指定重要文化財の一つです。
玄関に入って正面に現れたのは、中央階段室。天井のシーリングライトは当時のまま残っていたので漆喰塗りで復元したものです。ステンドグラスは当時のものをクリーニングし、波打つように見える窓ガラスは当時のものです。
こちらは正庁。現在でいえば講堂にあたり、訓示や辞令交付、重要な会議などに使われたそうです。内装は特に豪華に作られ、寄木貼りの床板や大埋石の飾柱などは当時のままです。
バルコニーにも出ることができました。バルコニーのタイルは当初の破片から赤と黄色の市松模様に復元したものです。
暖炉と寄木細工は当時のまま残されたという貴賓室。漆喰天井やシャンデリア、絨毯、カーテンは復元したものになっています。
知事室。暖炉や寄木貼り、カーテンボックスは当時のものです。絨毯は昭和35年に山形で織られ、実際にこの部屋で使用されていたものをクリーニングして敷き直しました。
この部屋は、2014年公開の映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』のロケにも使われていたようです。
警察部長室。壁紙は幾度も張替えが行われた跡が見つかり、一番下から見つかったストライプ柄に近いものを選別されたそうです。
内務部長室。
続いては旧県会議事堂へ。県会の議場として使用された部屋ですが、議会席などは固定ではなく、県会で使用されない時は講演会、演奏会などの会場として使用されたようです。
広々とした中庭も見学できます。
この水洗式トイレは当時としては珍しいものだったようで、煉瓦壁には水洗式タンクの取り付け跡が見つかり、壁や床には色鮮やかなタイルが貼られていたようです。
昼飯はこの高級牛肉店、金澤屋牛肉店で召し上がることにしましょう。
すき焼きの中に抜群の山形牛が入っていて最高のお味でした。なお、私はこの日すき焼きを食べるのは朝の新幹線での駅弁に続いて2回目です。1日に2度もすき焼きを食べるのも恐らく人生で初めてだったように思います。
再び山形駅に戻り、
今度は左沢線に乗ります。
左沢線のシンボルマークもあります。
左沢線には、フルーツラインの愛称があり、この独特な色をしたキハ101系気動車にもフルーツライナーと呼ばれています。
サクランボ風のオリジナルな駅名標となっている寒河江駅で下車。
難読駅名の一つともされるこの面白い駅名の由来までありました。神奈川県の寒川神社と関係があったようです。
フルーツ狩りが楽しめるということを聞き、道の駅へ。しかし、、、
間抜けなことに事前予約をしていなかった上に到着が遅く、受付が終了してしまい、ブルーベリーも桃狩りもできませんでした。。。ここまで来て無念です……。
といっても何もしないのも意味がないので、アイスクリームを頬張ったり、お土産を購入したりして楽しんだのでした。
再び左沢線で山形へ戻り、
この路線バスで蔵王温泉へ向かいます。高速バスと同等の車両だったので、乗り心地も快適でした。
山形駅を出て30分ほどで山奥へ入り込み、ようやく蔵王温泉が見えてきました。
今夜はバスターミナルの目の前にある『五感の湯 つるや』でお世話になろうと思います。というわけで、1日目を締めくくったのでした。明日も山形を観光したのち、宮城県に入ります!!お楽しみに!!!