私という鉄男は、鉄道が好きであるからこそ、自分なりの人生の目標を掲げています。
その一つが、日本全国の鉄道路線を完乗することであります。
ただし、それを成し遂げた人は数少ないもので、それへゆく道のりは険しいものであったりします。
本数が少なかったり、資金が乏しかったり、日程の調整があるなどして、その目標が実に難関であります。
ただ、自分はその目標に立ち向かっていたのです。
その第一歩として、一つの鉄道路線を起点から終点まで完全乗車すること。
それを達成した証として終着駅があるわけなのです。つまり、終着駅は自分にとって達成感のある駅としているのです。
終着駅まで来ては完乗の喜びも味わえるし、終着駅であるからこその風景もあったりして、終着駅に特別な思いがこもっているのです。
さらに、終着駅の周辺にはいろいろな出会いが待っており、それも完乗したからこそのご褒美にもなるわけです。
というわけで、当サイトでは、全線完乗を目指す男、終着駅より先へというコーナーを取り上げています。
第2回は、横須賀線のたった4両編成のE217系で降り立った終着駅。その駅とは…
久里浜駅。神奈川県の三浦半島に位置する盲腸線の終着駅の一つ。
ホームの横側には何本か留置線が敷設されていて、夜間留置に使用されるようです。
ホームも広々としています。
ホームから先へも線路が続いています。車止めも見当たりません。
横浜支社総合訓練センターも見え、ベージュ色の帯を纏った209系の訓練車の姿も見えます。
改札口からは一度階段を上って跨線橋を渡り、ホームに降る構造になっています。
久里浜駅の駅舎はまるで昔の建物のようですね。
この高い建物は京急の商業施設で、こちらが京急久里浜駅のようです。京急は駅ビルを建てるほど賑やかなのに対し、JRは閑静な駅前です。
神奈川から東京を超えて千葉でも久里浜行はよく耳にするだけに、JRの駅前は賑やかなお店はなく、完全に京急の方が規模は大きい印象がありますね。
京急の電車も見えています。
さて、久里浜の名所といえば、東京湾フェリーですね。この駅前ロータリーから出る京急バスに乗れば、東京湾フェリーのターミナルまでアクセスできます。
こちらが東京湾フェリーターミナル。
では、房総半島までの東京湾横断の船旅の始まりです。
船内はまるで映画館のシアターみたいな造りになっていますね。これで、快適に有意義な旅を過ごせそうです。
さらば、久里浜…。
海の先に見える対岸は千葉県の房総半島です。
360°広がる海の大パノラマは迫力ありますね。久里浜から金谷までは約40分です。では、この後も東京湾のクルーズを満喫していきます。