3月の連休初日、私は東京から新幹線に飛び乗って京都へ来ていました。
京都のシンボルといえば、京都タワー。駅前に高々とそびえます。
それよりも京都に来たら鉄道ファンとして行っておきたいところがあります。
それは、、、
京都鉄道博物館ですね。この京都鉄道博物館は、昨年4月にオープンしたばかりの大規模な鉄道博物館です。
というわけで、京都市営バスに乗り込みます。
博物館の前をJR嵯峨野線が走り抜けます。この辺りに新駅が設置される計画があるようです。
早速中へ入ってみましょう。すると、C62形26号機蒸気機関車と湘南色の80系電車が。
この80系電車は、戦後初の長距離電車として初めて15両編成で登場し、主に東海道本線や山陽本線で活躍しました。
その左側にあるC62形26号機は、日本最大の旅客用アンダー式蒸気機関車で、最高時速も100キロを超え、特急『つばめ』や『はと』などをけん引しました。
0系新幹線もほかの鉄道展示施設と同様に展示があります。0系新幹線は、1964年に日本で初めて新幹線が開業した時から走り続けた新幹線車両です。
大宮の鉄道博物館や名古屋のリニア・鉄道館と違い、ここではグリーン車もありました。グリーン車のシートの幅はとても広々としていて、昔の車両としては快適そうでした。
オハ46形やマロネフ59形、スシ26形といった旧型客車もありました。
DD54形33号機に103系とものすごい車両がそろい踏みです!!
館内に入るとさらにすごい車両が並んでいます。485系ボンネット車、583系、500系新幹線まで一時代を築いた名車両たちが一斉に揃います。
500系新幹線は、W1編成が展示。この500系新幹線は、日本の新幹線では初めて300km/h運転をした新幹線車両で、戦闘機のような顔つきが特徴的です。
さらに、開館1周年を記念したイベントの一環として普段は入れない車内にも潜入でき、飛行機のコクピットのような運転台にも入ることができました。これは大変貴重です!!
車内はこんな感じ。先頭車は座席の数がほかの車両とくらべて少ないです。
230形蒸気機関車。これは国産初の量産型蒸気機関車であり、2016年には国の重要文化財指定の答申を受けました。
583系電車。世界で初めての寝台電車として登場し、座席から寝台へと変換もできるのです。
ご覧のように天井が高くなっています。
489系までありました。信越線の碓氷峠でEF65形電気機関車と協調運転できるように製造された交直流両用の特急型車両です。
100系新幹線などありました。
昔の駅の展示もありました。
昭和時代の改札はこんな感じ。昔はこのような簡素な造りだったようです。
続いてはビューデッキへ。
ここでは、新幹線や京都を走る鉄道が見れます。
このようにいろいろな車両を見ることができ、関東人にとっては普段見られない車両をたくさん見れて楽しめる場所です。
屋外へ戻ると、なんとトワイライトエクスプレスで使われていた24系客車がありました。
食堂車も見えました。
最後は数多くの蒸気機関車が展示されている扇形車庫へ。
左がD51形で右はC62形。双方とも日本を代表する蒸気機関車です。
随分小さなB20形蒸気機関車。構内入れ替え用として活躍したそうです。
転車台もありました。ちなみに、この扇型車庫はかつて存在した梅小路蒸気機関車館からの流用です。
オハフ50形客車。梅小路機関車館時代から休憩用スペースとして展示されています。
そろそろSLスチーム号の出発時刻だそうなので、見送ることにしましょう。
SLスチーム号の文字に当館のマスコットキャラクターが描かれています。
牽引するC62形2号機の車体横には“つばめ”のマークが。
煙を上げて汽笛を鳴らしながら
機関車が客車を押す状態で出発です!!
というわけで、いろいろな車両が置いてあり、あれこれ充実した京都鉄道博物館でした。他にも楽しめるコーナーが盛りだくさんです!!
ぜひこの機会に来てみては。