先程まで福井県を観光しており、特急しらさぎで次なる目的地は岐阜までやってきていました。
これから、岐阜のとある温泉地へ向かおうとこれからまたまた特急列車に乗り継ぎます。
特急ひだ13号であります。
ひだといえば、ハイブリッドを採用しているHC85系ですね。というわけで、これからひだに乗って高山本線を北上し、下呂温泉へ向かいます。
ひだ号の場合、列車によって同じ号車でも乗車位置番号が違う場合が多いので、乗車位置はこのひだ号乗車位置案内を確認しましょう。私の場合、13号の7号車に乗りますので、
26番の乗車口で待つことにします。
さて、いよいよHC85系によるひだ13号の富山行が入線です。さて、このHC85系はどれだけ快適な乗車時間が待っているのでしょうか。
それでは、ハイブリッド式特急型気動車、HC85ひだの旅がスタートです!!岐阜駅からは名古屋方面へスイッチバックし、高山本線に入ります。
平坦な地形の区間は特急と変わりない速度をだします。
絶景スポットでは車内放送で丁寧に紹介してくれます。このように、国宝犬山城が見える区間でもアナウンスが流れます。観光客にとってはありがたい試みですね。
鵜沼駅を通過。
鵜沼を通り過ぎると、木曽川が寄り添います。岐阜県南部の木曽川沿岸の渓谷を日本ラインと呼びます。
坂祝駅でひだ12号と列車交換します。
せっかくひだ号に乗れたのですから、車内チェックは欠かせませんね。普通車のシートは明るい橙色から紅色へのグラデーションになっており、自分も大変気に入りました。
デッキの壁面は可能な限り木材を多用しているのも、飛騨の自然にふさわしいですね。
車内の掲示板もモニターになっており、エンジンの作動状況もわかりやすく教えてくれています。
一部の号車では客室の仕切りドアが両開きになっています。
車椅子に対応した1列の座席もあります。
9号車にはほかにも多目的トイレもあるおかげで、
デッキが少し広めに摂られています。
前面展望も楽しめます。
HC85系の走行する路線の沿線で見られる伝統工芸品が展示されたナノミュージアム。
他の編成との連結部分など運転席に誰もいない時は少しだけ覗いてみては…。
長良川鉄道の気動車が停車している美濃太田駅に到着。長良川鉄道は翌日お世話になる予定です。
下りの場合、バッテリーを充電して走行するため、エンジンの音も多少聞こえます。
高山線は単線のため、列車交換のための一時停止も多いです。
飛水峡が見えてきました。
座席裏の見た目や、
リクライニングのレバーがN700Sと似ている気がします。当形式がN700Sと同時期に開発され、それに同じJR東海の仲間という理由からでしょう。
飛騨川とずっと並んで走行していますが、いつまで見ても綺麗な清流ですね。
下呂温泉の宿が見えてきました。まもなく下呂に到着、ここで下車します。
下呂温泉は群馬の草津温泉、兵庫の有馬温泉と並び、日本三名泉の一つに数えられる、日本を代表する温泉地です。
HC85系のシンボルマークにはハイブリッドと書かれていますね。
車両番号に注目、気動車なのにクモハになっています。
このひだ13号はこの先高山、猪谷を経由して富山へ向かいます。
HC85は基本的には静かと思いきや、下りはエンジン音がしながらも、それほど騒音は抑えられていたので技術面のどこかで工夫されているんだなと感じました。明日も乗車するのでまたハイブリッドの秘密を体感したいと思います。