ヒダヰゴ交通局

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2024.10.13 【名鉄美濃町線に残る鉄道遺産】旧名鉄美濃駅を見学

おはようございます。福井から始まり、敦賀下呂温泉を経てきた中部一周旅行もこの日が最終日、というわけで、本日は岐阜県内を観光しようと思います。

まずは下呂駅から高山本線で岐阜方面へ。

これから乗車いたしますのは、特急ひだ4号です。

車両は昨日と同じHC85系です。ということは、昨日に続きハイブリッドの力を楽しめるのです。

では、さらば飛騨。

上りは本格的にハイブリッド機能を発揮しており、騒音もそんなにしません。

昨日の下りと違い、こちらは下呂美濃太田間において、2つ停車駅があります。

車内には美濃和紙、

岐阜団扇の展示がされ、岐阜の伝統文化を知ることができます。

グリーン車も少しだけ覗いてみましょう。グリーン車は高級感ある空間になっていて、とても静かに感じました。

川口駅。この駅と白川郷は関係ないので注意が必要です。

飛騨川は透明度が高く、エメラルドグリーンに見えます。

下呂を出て約1時間、美濃太田駅にて降ります。

ここから長良川鉄道越美南線に乗り換えます。

美濃市駅で降り、そこから歩くこと5〜10分。

かつての名鉄美濃町線、美濃駅の旧駅舎にやってきました。

4種のレトロなチンチン電車たちが勢揃いです。

右が丸窓電車で親しまれたモ510形512号、左がモ590形593号になります。後者は旧塗装に仕上がっています。

モ510形512号の右隣は、モ600形601号であります。前後の車端部を大きく絞り込んだ特異な外観から、馬面電車とも形容されました。

モ600形のさらに奥は札幌出身のモ870形876号ですが、

こちらは先頭部のカットボディでした。

それにしても、この並びは圧巻のラインナップですね!!

モ870の行き先は札幌市電当時のものでした。北○条という駅名も北海道らしいです。

駅舎側は行き止まりの頭端式ホームになっています。

鉄道グッズもたくさん売られていました。

では、モ600の車内を見ていきましょう。運転席はこのように昔の路面電車としては若干広めのスペースになっています。貫通扉部分にマスコンやメーターがある感じですね。

600Vや1500Vにも対応したようです。

複電圧車のため、圧力計も2つあるんですね。

座席はすべて撤去されているみたいです。

続いてモ510も見学してみましょう。

高床構造のため、ステップもついております。

運転席は少し窮屈感あり、運転手も大変そうでしたね。

いろいろスイッチが取り付けられていました。

こちらも座席は撤去済み。

最後はモ590を見ていきましょう。

ドアスイッチはこれで操作するみたいです。

こちらも運転席はさほど広いとは言えませんね。

こちらは座席もちゃんと残っています。優先席は青系に分けられていたようです。

わずか30分間の見学でしたが、路面電車が行き交っていた時代の美濃を全くとは言いませんが、知ることができました。

この後は長良川鉄道の名物観光列車ながらに乗って、

城下町、郡上八幡を目指します。