おはようございます。福井から始まり、敦賀、下呂温泉を経てきた中部一周旅行もこの日が最終日、というわけで、本日は岐阜県内を観光しようと思います。
これから乗車いたしますのは、特急ひだ4号です。
車両は昨日と同じHC85系です。ということは、昨日に続きハイブリッドの力を楽しめるのです。
では、さらば飛騨。
上りは本格的にハイブリッド機能を発揮しており、騒音もそんなにしません。
昨日の下りと違い、こちらは下呂〜美濃太田間において、2つ停車駅があります。
車内には美濃和紙、
岐阜団扇の展示がされ、岐阜の伝統文化を知ることができます。
グリーン車も少しだけ覗いてみましょう。グリーン車は高級感ある空間になっていて、とても静かに感じました。
飛騨川は透明度が高く、エメラルドグリーンに見えます。
ここから長良川鉄道越美南線に乗り換えます。
美濃市駅で降り、そこから歩くこと5〜10分。
4種のレトロなチンチン電車たちが勢揃いです。
右が丸窓電車で親しまれたモ510形512号、左がモ590形593号になります。後者は旧塗装に仕上がっています。
モ510形512号の右隣は、モ600形601号であります。前後の車端部を大きく絞り込んだ特異な外観から、馬面電車とも形容されました。
モ600形のさらに奥は札幌出身のモ870形876号ですが、
こちらは先頭部のカットボディでした。
それにしても、この並びは圧巻のラインナップですね!!
モ870の行き先は札幌市電当時のものでした。北○条という駅名も北海道らしいです。
駅舎側は行き止まりの頭端式ホームになっています。
鉄道グッズもたくさん売られていました。
では、モ600の車内を見ていきましょう。運転席はこのように昔の路面電車としては若干広めのスペースになっています。貫通扉部分にマスコンやメーターがある感じですね。
600Vや1500Vにも対応したようです。
複電圧車のため、圧力計も2つあるんですね。
座席はすべて撤去されているみたいです。
続いてモ510も見学してみましょう。
高床構造のため、ステップもついております。
運転席は少し窮屈感あり、運転手も大変そうでしたね。
いろいろスイッチが取り付けられていました。
こちらも座席は撤去済み。
最後はモ590を見ていきましょう。
ドアスイッチはこれで操作するみたいです。
こちらも運転席はさほど広いとは言えませんね。
こちらは座席もちゃんと残っています。優先席は青系に分けられていたようです。
わずか30分間の見学でしたが、路面電車が行き交っていた時代の美濃を全くとは言いませんが、知ることができました。
この後は長良川鉄道の名物観光列車ながらに乗って、
城下町、郡上八幡を目指します。