長良川鉄道に乗ってぶらり旅をしていて、最初に降りたのは、美濃和紙の生産地で、美濃電こと名鉄美濃町線の旧美濃駅がある美濃市駅。
駅舎が古びた木造駅舎であります。ノスタルジーな雰囲気でいいですね。
また、登録有形文化財の一つです。
さて、これから乗車いたしますのは、真っ赤な観光仕様の列車、ながら号であります!!もちろん初めて乗るような阿呆列車ですから、非常に楽しみにしていました。
ながら号と言ったら、この高級感あるソファ。これぞ水戸岡デザインです!!また、
小さなテーブルなども木でできていたり、水戸岡鋭治さんにより手がけられた観光列車であることが分かりますね。
ほかにも窓枠や吊り革も木製です。
さて、美濃市を出ると、越美南線は長良川に沿って越美山地を北上します。
この特製の日除けも素晴らしい発案です。
さらにこんな飾りも。長良川に泳ぐ鮎でしょうか。
他の号車へはこのインパクトな暖簾がお出迎えです。
乗車記念にスタンプもどうぞ!
この透明度高い長良川は風光明媚ですね。
当線で唯一の直線だけで構成されるトンネルを抜け、洲原駅を通り過ぎ、
郡上市に入ります。
沿線にはそば畑も見えるんです。
ここ岐阜県は、道の駅が北海道に次いで日本に2番目に多いそうです。あんなにでっかい北海道の次ですから、岐阜県に道の駅が多いのは象徴的になりそうですね。
第二長良川橋梁では、川に赤い橋がきれいに映ることで有名です。
大矢駅でサービス停車。
この間に長良川わくわくたんけん号のラッピング列車と行き違い。
駅舎内は鉄道の展示施設になっており、ながらの乗客はこの鉄道備品を停車中に見学できます。
国鉄越美南線だった頃の駅名板もずらりと並んでいます。
タブレット閉塞機などもあります。
このように今では大変貴重な鉄道備品がたくさん見れて、この停車時間というのは鉄ちゃん的にはありがたいサービスですね。
さて、そろそろ発車時刻が迫ってきたので車内に戻りましょう。
Uの文字をした独特な形状の川の眺めが見えるところで徐行してくれます。
長良川はやはり透明度が高く、エメラルドグリーンの清流ですね。
あそこでグランピングなんて羨ましいなぁ〜。
長良川鉄道は美濃市から郡上八幡までの間に6回も長良川を渡ります。
もうまもなく郡上八幡に到着のようです。わずか1駅とはいえ、ものすごい長い乗車時間に感じました。
12:16、美濃市から1時間で郡上八幡に到着。我々はここで下車して郡上八幡城でも行こうと思います。
郡上おどりの提灯が飾ってあった他、太鼓による演奏で出迎えられるなど、駅はまるでお祭り気分です。
ここで前寄りの北濃行と後ろ寄りの当駅止まりの列車が切り離されます。
では、北濃に向かっていってらっしゃい!!
この木造の跨線橋や、
駅舎などといった当駅の建築物が国の登録有形文化財に指定されています。
回送となった後ろ寄りの車両は当駅でしばしの休憩です。
それでは、私は郡上八幡城を散策することにしましょう!!
観光列車ながらはていねいに観光案内をされたり、徐行運転や停車サービスも行われるなど、乗ったこと自体が旅行のようになるという裕福な乗車時間だったと思います。飛騨高山などへ観光に来たら、こちらも乗ってみては。