大分県といえば、温泉が有名ですね。その温泉地の一つ、由布院で一泊していました。
さて、今度はもう一つの大分県の有名温泉地、別府に向かいます。
というわけで、由布院バスセンターへ。
9:10発の別府駅行きのバスに乗車します。
さて、乗り込みます。
私は、この三角形の屋根のホテルに宿泊いたしました。
次第に山道を登ってゆきます。
さて、途中の海地獄バス停で下車し、べっぷ地獄めぐりへ。
まずは、海地獄から行きましょう。べっぷ地獄めぐりを全部巡るには、共通観覧券(大人2000円)お得です。
海地獄は、今から1200年前に鶴見岳の爆発によってできました。豊後風土記にいうところの「玖倍理の湯」にあたります。
続いて鬼石坊主地獄へ。灰色の熱泥が大小の球状をなして沸騰する様が坊主頭に似ており、鬼石という地名に由来して鬼石坊主地獄と呼ばれています。
さらには、こんなものも。
続いてはかまど地獄です。
かまど地獄の観光記念にこの大かまどと一緒に記念撮影もいかがでしょうか。
かまど地獄は、氏神の竈門八幡宮の春夏大祭の際に、御供飯を地獄の噴気で炊いたことに由来し、一丁目から六丁目まであります。こちらは一丁目。茶褐色の熱泥地獄で、地下にある岩盤が地熱によりできた粘っこいいろんな種類の粘土がとけ出した色です。
こちらは二丁目。ここには、かまど地獄のシンボルともいえるかまどの鬼がいます。この鬼は、改心してかまど地獄の門番になった八幡竈門神社の伝承の鬼です。
三丁目はコバルトブルーの色をした地獄。白色物質は非品質のシリカ(温泉沈殿物)で70年前後年数がかかってできたものと推測されます。
四丁目の池の色は、地下による岩盤が地熱によりできた粘っこいいろんな種類の粘土がとけた色です。(酸化鉄の色ではありません)
5丁目は、池の色が変わる不思議な地獄です。この池は年に数回、ある日突然色が変化します。
6丁目は1・4丁目と同じ熱泥地獄で、以前はこのような色ではなく、灰色でしたが、年々色が変化し、現在の色になりました。地中に含まれている鉄分が何らかの原因で溶け出し変化したものです。
かまど地獄の次は鬼山地獄。別名「ワニ地獄」の名で親しまれる通り、大正12年に日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始め、約80頭のワニを飼育しています。
ワニの大きさはビックリするほど特大です。
白池地獄(国指定名勝)。噴出時は無色透明の熱湯ですが池に落ち、温度と圧力の低下により自然に青白色を呈してきます。園内では温泉熱を利用して、各種の大型熱帯魚を飼育しています。
べっぷ地獄には、その後血の池地獄、龍巻地獄とありますが、その二つに行くためには鉄輪バス停から亀の井バスで血の池地獄前バス停まで移動します。
こちらが、血の池地獄(国指定名勝)。煮えたぎる粘土は、噴気までが赤色。豊後風土記に「赤温泉」と記された日本最古の天然地獄です。ここから産出する赤い粘土で、皮膚病に効く血の池軟膏が作られています。
最後、龍巻地獄に行く前、昼食をとります。私がいただいたのは、地獄の極楽カレー。
龍巻地獄(国指定名勝)は、別府市指定天然記念物の「間欠泉」です。
間欠泉は一定の間隔で熱湯と噴気を噴出します。世界の間欠泉の中でも休止時間の短いことにおいて注目を浴びています。
というわけで、べっぷ地獄めぐりは以上を以って終了。
続いて、別府市の下町に位置する竹瓦温泉へ。1938年建造の唐破風入母屋造りの和風建築の建物が、下町を代表する貫録を漂わせます。別府温泉の中でも歴史が古く、シンボル的存在です。