東京都内の昭和の面影がまた一つ消えることになりました。それは、92年間三鷹車両センターをまたぐように存在した三鷹跨線人道橋。この橋は、全長93ｍに及び、三鷹車両センターや富士山などが眺められる鉄道ファンとしては有名な橋です。あの太宰治もこよなく愛したとされる歴史ある跨線橋でもあります。
しかし、この跨線橋も近年に撤去されることが発表になりました。
こちらが、三鷹跨線人道橋です。
橋の北側のみ塗装されている以外は、ほぼ昭和初期の姿をとどめています。
橋の上から、このように中央・総武各駅停車や東西線が並ぶ姿が見えます。
車庫の南側にある洗浄線には、E231系500番台が2編成並んでいます。
この日は、家族連れの方が多く駆けつけていました。橋で手を振る子供がいると、下を走る中央快速線の車両から警笛を鳴らしてくれたりしていました。
時代を経たせいか、錆が目立ちますね。
こちらが跨線橋のわきに設置されている案内板。表面の老化が進んでいますね。
そして、松本車両センター所属のE353系が入庫してきました。運転手も手を振ってくれていました。これは大変貴重ですね。
中央快速線用の209系1000番台も通過していきます。
時刻ももうすぐ夕方を迎えるため、次々と電車が出庫していきます。
というわけで、三鷹車両センターにある三鷹跨線人道橋を思い切って楽しむことができました。おすすめの場所ですし、撤去されるうちに機会があれば、ぜひ来てみてはいかがでしょうか。
