9月に入ってまもないこの日、夏休み明け最初の休日ということでお出かけしようと思い、京浜東北線で鶴見までやってきていました。
さて、これから乗るのは…、
近場のローカル線というべき鶴見線です。
京浜東北線ホームから階段を上ると、改札がずらりと並んでいます。これが鶴見線乗り場。鶴見線はこの鶴見駅を除く全駅が無人駅なので改札があるのです。
早速ホームに入ると、205系が。とはいってもこれは途中にある弁天橋行ではないか。でも、どこかで途中下車すれば効率よさそう。
というわけで、降り立った駅は…、
鶴見を出て最初の駅、国道駅。
国道駅はこのようにカーブ上にあります。
ホームを下ると、そこには映画のロケにも使われそうな昭和の風景が待っていました。
駅を出ると、そこは国道15号線に面しています。つまり、この駅は駅名の通り、国道を跨いだ駅ということです。
さて、電車がやってきたので乗ることにしましょう。こちらは扇町行です。
実はちょうど2年前にも訪れているのですが、その際には扇町に行っていなかったので初めていくものです。
貨物列車も見えます。
乗車していて気付くと、駅名には浅野や武蔵白石、鶴見小野のように人の苗字にもなりそうな駅名が多いです。それも、鶴見臨港鉄道として開通当時のこの地域には明確な地名がなく、その代わりに駅近辺に立地する工場名やその創業者にちなんで命名されたそうです。
確かに工場地帯の中を走行してますよね。
終点扇町到着。
駅舎はこんな感じ。ホントに簡素な駅舎ですね。
線路の終端部には猫がいました。その左奥には鶴見線の電車が静かに出発を待っています。
さて、発車時刻になりましたので車内へ。次は海芝浦へ向かうのですが…
途中の武蔵白石で下車。実はあの電車は海芝浦行に接続していないのです。約1時間後の次の電車に乗車し、海芝浦へ行こうというわけです。
というわけで、武蔵白石から一本の線路に沿って歩いて向かう先はというと、
まるで廃線跡のように閑散とした駅。
その名も大川駅。約30分滞在できそうなわけで寄ることに。
時刻表を見ると朝夕以外は1本もありません。しかも、土日に至っては1日に3本とあまりにも惨酷な日常…。それが理由で徒歩で大川駅にやってきたのでした。
さて、武蔵白石駅に徒歩で戻り、
海芝浦へ向かいます。
海芝浦に到着。降りてみるとそこは海に程近い場所でした。
駅は東芝京浜事業所と隣接しており、一般客は駅から出ることはできません。
出発時刻までに時間をつぶしたい場合は駅に隣接してある海芝公園で海を眺めながらゆっくり過ごす方法がいいでしょう。
鶴見つばさ橋や対岸の工場なんかも見えます。
この暑い時期に涼しみながら海を眺めたい場合は停車中の電車の車内からも見る方法もいいかもしれません。
さて、鶴見線に戻り浜川崎へ。
ここから南武支線に乗り換え尻手へ。
浜川崎駅にて鶴見線から南武支線に乗り換える際、駅外に出て横断歩道を渡り、移動することになります。
そこに待っていたのはイエローにエメラルドグリーンの帯を巻いた205系が。
小田栄駅。この駅は今年3月に開業した真新しい駅です。私も実は開業初日にこの駅を訪れたのです。
南武線に接続する終点・尻手に到着です。
以上、都心近郊のマニアックな路線、鶴見線でした。