2019年もいよいよ明日で終わりです。皆さんは、2019年をいかがお過ごしでしたでしょうか。自分は仕事で忙しい日もあれば家に引きこもる日もあり、撮り鉄や乗り鉄などをしている場合でない時期もあり、こうしてブログを上げる活動も少ない状況でしたが、自分にとっても良い年を送れたと思います。
2019年は平成から新元号『令和』に時代が変わった年。社会的にもいろいろ動きが見られたと思います。消費税の10%増税、相次ぐ台風被害、G20大阪サミット開催、ラグビーW杯、イチロー選手の引退など、話題が盛りだくさんでした。
さて、この年は鉄道業界においても様々な出来事がありました。というわけで、2019年を鉄道で振り返っていきたいと思います。
本年は、新たな鉄道路線の開通が3件見られました。おおさか東線の新大阪~放出間、沖縄都市モノレールの首里~てだこ浦西間、そして、
11月の相鉄新横浜線西谷~羽沢横浜国大間。この相鉄新横浜線の開通により、相鉄の長年の悲願であった都心直通が実現しました。相鉄はJR線の渋谷、新宿まで直通することにより、通勤の利便性がより向上したと感じられます。
また、2011年3月の東日本大震災により不通となっていた旧山田線の釜石~宮古間が三陸鉄道に経営移管した上で8年ぶりに全線復旧しました。これにより、北リアス線、南リアス線と分かれていた三陸鉄道はリアス線として一本の路線につながりました。そんなリアス線も、10月12日の台風19号による路盤や橋脚の被害により再び一部区間で不通になりましたが、12月28日に一部区間で運行を再開し、来年3月には全線再開の目途が立っています。
そんな明るい話題もあれば、廃線や休止路線も出てくるという残念なニュースもありました。
一つはJR北海道の石勝線新夕張~夕張間、通称夕張支線。JR北海道では3年前に留萌本線留萌~増毛間が廃止されており、翌年には札沼線北海道医療大学~新十津川間の廃止が控えていることから、JR北海道の輸送量低下が顕著になっていることが分かります。
もう一つは、上野動物園園内を運行していた上野モノレールの休止です。1957年に開業した日本最古のモノレールも車両の老朽化などが理由で路線そのものが休止となり、もしかすれば廃線まで行く可能性も否定できません。今後の動向が気になる所です。
他にも吾妻線、水郡線、三陸鉄道、阿武隈急行、箱根登山鉄道、上田電鉄などでも被害に遭い、それらも一部区間で不通が続いています。
というわけで、前編は路線・総合編を振り返っていきました。後編は車両の動きについて振り返っていきます。