2018年年末、帰省ラッシュが本格的に始まったこの土曜日に自分も箱根に向かおうと小田急の新宿駅にいました。
私にとって10年ぶりに箱根へ行くので、箱根までロマンスカーに乗るのもそれ以来となります。
というわけで、私は小田急ロマンスカー『はこね1号』で箱根湯本へ向かいます!!
ホームへ降りると、そこにはもうわたしの乗るVSEが既に入線していました。
10年前に行ったときは往路がEXE(30000形)で、復路がデビュー間もないころのМSE(60000形)だったので、VSEは私にとって初乗車となります。
車内の整備が済み、乗車します。本当は展望席を陣取りたかったのですが、今回はリザーブできず。
座席はこんな感じでシートも比較的堅めでした。
実はこの座席、少しだけ窓側に角度をつけているのです。
ここで発車時刻まで車内チェックを行います。
車内案内表示器は大きめの液晶LCDでした。なので、あらゆる詳細まで表示することも。
グループ旅行などに最適のサルーン席。
3号車にはお手洗いや洗面所などがあり、デッキは広々としています。
3号車のデッキには、こんなスペースが。立って車窓を眺めたい方はこちらがオススメです。
さて、7時ちょうどに新宿駅を出発。
新宿駅を出ると、ロマンスカーのCМでおなじみの『ロマンスをもう一度』のチャイムと車内放送が流れます。
この南新宿付近の踏切は、鉄道ファンの中でも有名撮影地の一つです。
車内販売のメニューもありました。
おにぎり、ハンバーグや卵焼き、エビフライ、から揚げなどが入っており、まるでお子様向け弁当のようです。
それにしても、食材が空になっても綺麗な状態で弁当箱を保管できるよう、ビニールに包まれていました。
朝日を浴びながら多摩川を渡り、一旦神奈川県へ入ります。
登戸を通過。ここで代々木上原から続く複々線区間が終わり、地上に降ります。
小田急線周辺では東京都と神奈川県の県境が複雑な形になっており、同線では実に県境を11回も行き来します。
最初の停車駅、町田に到着。
町田を出て境川を渡ると、終点まで神奈川県内を走行します。
相模大野を通過すると、車窓左に大野総合車両所が見えます。
ここで、今乗車中のVSE50000形についてご紹介しましょう。
VSEは2005年3月に就役し、ロマンスカーの象徴である展望車と連接台車を備えた車両です。このVSEの特徴はアーチ状の天井で、このことから“Vault Super Express”の愛称が付けられています。これにより、2005年度のグッドデザイン賞や2006年のブルーリボン賞などなど多くの賞を授与しています。
相鉄を眺めながら海老名を通過。この海老名駅に停まるロマンスカーもあります。
本厚木付近にて相模川を渡ります。
本厚木入線前に赤信号で一時停止してしまいました。
そして、本厚木到着。反対側に当駅止まりの各駅停車が停車中でした。
本厚木を出ると、次第に田んぼが増えていきます。
この辺りでは、右手に丹沢山地が見えます。
渋沢と新松田の間では山の中を走り、小田急の中でも一番素晴らしい車窓の区間です。そのため、この区間は小田急で最も駅間の長い距離になります。
新松田手前でJR東海の御殿場線と交差。小田急線では、60000形МSEを使用した特急『ふじさん』号が御殿場線と直通運転しています。
新松田を過ぎ、酒匂川を渡ります。この川は小田急の有名撮影スポットとして知られ、小田急のポスターにもここで撮影した写真が使われています。
車窓左手に富士山が見えてきました。前回の箱根旅行の時は天候が荒れていて一度も見れなかったのですから、今回こそはどうしても見たかったので良かったです。
小田原付近で東海道新幹線とオーバークロスします。
小田急線の終点、小田原に到着。ここから箱根登山線に入ります。
小田原で降りる方が非常に多く、空席が目立つようになりました。
小田原を発車し、小田原城が見えます。今では見ることが少ない215系も見えました。
東海道線と別れ、進路を北に変えます。
再び東海道新幹線と交差し、上り坂になってきます。
箱根登山線内では、ほぼすべての区間で早川と国道1号線と並走します。単線になるため速度もあまり出しません。
入生田駅にてVSE(はこね2号)同士と離合します。はこね2号の方は乗客が明らかに少なかったです。
箱根の温泉街が見えてくると、まもなく終点の箱根湯本駅に到着です。
新宿を出て1時間20分、『はこね1号』は終点・箱根湯本駅に到着しました。
この後、私はこの箱根登山鉄道線に乗り換えて箱根旅行を満喫しちゃいます!!
第2章もお楽しみに!!!